恋のキューピッド

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「と言うことで、僕は天使と悪魔から作り出された存在だから、こんな見た目をしているんだ」 なんか凄く滅茶苦茶な設定だけど、ここは納得するしかない。 「う、うん」 「って事で、僕があんたの恋をサポートして、叶えてみせる!そして天使になってやる!」 天使になってやるって言ったよね、この人。なんだか頭が混乱してきた。 「どういうこと?」 「さすがにずっとこの見た目だと肩身が狭いんだよ。だから、キューピッドは一人前になると天使か悪魔のどちらかになれるんだ」 「じゃあまさか、あなたは見習い、半人前ってこと?」 「まぁ、そういうこと」 無邪気な笑顔で頷かれ、私は鈍器で殴られたような衝撃を受ける。 ああ、神様。あなたはなんて残酷なんでしょう。 先行きが不安で仕方ありません。
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