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「失礼します」
「おや、扉をあけるときはノックからではなかったかな、穂月君」
理事長が変なこと言ったからか、下僕たちはビクッとする・・・・・べつに〝まだ〟あんなことをしないのに
この目・・・・・この僕を見下してるな
僕に逆らったものだけにするあれ、あいつにもしちゃう?
いや、まだだ・・・・・あいつが油断してちょっかいかけたときに下僕たちを使ってビックリする姿を見たい
こいつは奴隷行きだな
「そっ・・・・・・そうでしたかっ!ごっごめんなさい」
仮面の下で笑いながら言う
「これだから庶民は・・・・・」
こいつイケメンなのに性格がかわいそうだな~だからいつまでも結婚してないんじゃね、もう40じゃ無かったっけ
僕が鳳月家って知ったらどうするんだろ(笑)
楽しみ~
「それではそちらの〝五人方〟席にどうぞ」
僕を座らせない気だな(笑)
僕は後ろで座れと言う視線を送る
そして僕をけなせ
「じゃまなんだけど」
「失礼します」
「どけっ」ニラミ-
「僕通れないよ・・・・・どいて」
「そこにいたら・・・・・・・・・・発作が・・・・・・・・・・!」
ちょ、じゃま系統しか言ってない(笑)
それに機嫌を良くしたらしい理事長は笑みをする
泣き真似でもしよっか
〝五人方〟が席に着いたので話が始まる
ウック・・・・・ヒック
ウワアアアン
「こら!庶民!お前は床にでも座っとけ」
「ウック・・・・・わかっ・・・・・り・・・・・ました」
理事長が下品な笑みをする
僕は今しかないと思った
ちゃんと鍵は閉めたし、逃げられないね
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