第4章

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ソンミン君かな... 私は玄関の前で返事をした 「は~い、ソンミン君?」 一瞬、間が空いて返事があった 「違う...ジヌ...」 えっ?ジヌさん? ドアを開けながら、少し驚いて話し掛けた 「ジヌさん...どうしたの?」 そんな私の問いには答えず マイペースにジヌさんは言った 「...出掛けるから...準備して...」 「へっ? 出掛ける?今から?」 「うん...早く...」 「あっ...うん...分かった」 急な提案に訳も分からないまま ジヌさんに急かされ、私は支度を済ませた 「お待たせしました...ジヌさん」 「ジヌさんじゃない...ジヌ...」 「あの...えっと...ジヌ...」 すると、また髪をクシャッと撫でられた 多分、私の方が年上だと思うんだけど、何だか年下に見られてるみたい... やられてばっかりも、何だか悔しくて 私は、ジヌさんの髪をクシャッと撫でてみた 「ん?...ふふ...」 思いがけない笑顔を向けられた 私は思わず、顔を背けた その笑顔は.........反則です... そんな顔...出来るんだ... いつも、ムスッとしてるクセに... 私は、自分の赤くなった顔を見られないように俯いた ジヌさんは、静かに車を発車させた
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