第3話

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第3話

ああ、、必ず戻すから! ギラノは万歩から一箱借り海に戻った、、ギラノ自身まさかアマデジで二箱も使わないだろうよ…という過信があった事は認めざるを得ない、しかしその過信は言うならばすべてのギャンブルにおける共通した原動力である事もまた認めざるを得ない。そして再び一箱が流れた… ギラノ「……まじぃな、奴は今大当たりを引いていない状態で半箱と勝ち盛り二箱、更に俺が一箱持ってっちまうと一箱半、そんなんで銭は打てるはずがねー…しかし、今の現状で大当たりを引ける確率が高いのは俺の台に違いねぇ、パチンコはリズムだ、まずは大当たりを引いて勝ちのリズムを作ってやる事が大事だ、、それはわかっている…だがどうよ!どうなんだよ!たかだか99分の1のアマデジに残りの玉を注ぎ込めばそらぁ出ないほうが珍しい、しかし出た所でそれはただの「安心感」しか選られねぇんじゃないか。」ギラノは葛藤していた、極論を言ってしまえば安定が欲しいなら働けばいいのである。パチンコにおいて安定感を求めるのは間違っているしギラノもそれは充分にわかっている。しかし今回の様な低予算パチンコ勝負においてはいくらでも突っ込む、出るまでぶち込む、その意気込みはあれど資金が無い、言わばウォーミングアップの段階でわざわざ無理をして身体を壊す必要は無いのである、慎重に行くのも重々大事なのだ。
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