2戦目 鉄羽の悪魔

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俺と澪は激しく教会の扉を蹴って開けたーーー ことは無く、跳躍魔法と消音魔法を使って屋上にいた。 「鳴神、神風、影武者ソフト起動。         対象はミオ、カエデ」 D-oks【鳴神】こと鳴神とV-olk【神風】こと神風は影武者アンドロイドで、文字通り影武者である。 普段はメイド服で主に使えてる。 鳴神と神風は澪と俺のアンドロイドだ。 俺達が許しているため、普段街をぶらぶらしている。 その鳴神と神風は今はメイド服ではなく、軍の最先端技術で作られた服を着ている。 『了解ですわ。私はロミオ様にならせていただきますの』 『了解だ。私はエリアルデ殿に成らして貰おう』 鳴神は俺に神風は澪に形を変えた。それはそれはそっくりに。 「いつ見てもすごいなぁ。鏡を見てるみたいだよ」 それは同感だが、呆けてないで命令してほしい。しょうがなく俺が命令する。 「足音は忍ばせないで、正面の扉から堂々と開けて入って」 『『了解だ』ですわ』 命令を受けた鳴神と神風は教会の正面に降り立った。 足音は消さずに、堂々と扉の前に行き、扉を開けた。二人には魔力を俺たちと同じくらいに錯覚する魔術をかけている。まず、バレない。 『三井さーん。お祈りしに来ましたー!』 ミオの声をトレースして声を出した。 神風の声に反応した牧師こと三井は顔を上げ、神風達の姿を確認したら笑顔で言った。 「やあ。澪ちゃんと楓くん。好きなとこ座って。お祈りを神に捧げよう。……ところで、先ほど小さな爆音が聞こえたのだけど知らないかい?」 「爆音?聞こえませんでしたよ?」 「そうでしたかな……?まあそれはさておき、お祈りのーー」
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