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「先輩、その顔、ヤバイ」
誰がヤバイ顔や、なんてツッコミを入れたくても言葉と共に変な声が出てしまいそうで、グッと口唇を引き結ぶ。
密着された身体を少しでも離さないと、勃ってるのがバレるんじゃないかと腰を引く。
だがすぐに腰に当てられたナルの手によって、再びギュッと密着させられた。
「うぁっ……離せって……」
「無理。こんな状態の竜也先輩を放っておけません」
頼むから放っとけや!
反応を示している下半身がナルの足に当たっているから、ナルだってこのヤバイ状況が解っている筈だ。
それなのに解放してくれないって事は。
「俺がしますから」
うん、そうくると思っとった!
「嫌や! 触んな!」
腰をガッチリと押さえる手と逆の手で、ナルが制服のズボンの布越しに俺のモノに触れる。
俺が怯んだその隙にファスナーを下ろして、中まで指を滑り込ませて来た。
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