第4章

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「先輩、気持ち良かったですか?」 「そんなん聞くなや!」 ティッシュだけじゃベタつきは拭いきれない。 ナルが「カバンにウェットティッシュがあります」と教えてくれたから、遠慮なく拝借した。 ナルが自分の手を拭いている隙に俺も自分のモノを拭いている間は、情けなさでいっぱいだったけど。 ホンマに俺、しょうもないな。 「え、気持ち良くなかったですか? ちゃんとイったのに?」 「せやから、そういう事言うな!」 大体、聞かんでも解るやろ。 めっちゃ気持ち良かったっちゅーの。 先程の行為を思い出しては、羞恥で顔が火照る。 あー、もう! 何でもっと抵抗せんかったんや、さっきの俺! 「えへへ、さっきの先輩、スゴく可愛かったです。イくのを我慢して目を潤ませてるのも、イキ顔も。興奮しました」 「頼むからそれは忘れてくれ」 「嫌ですよ。後で思い出しながら一人で励むつもりですから」 また俺をオカズにして抜く気か。 俺なんかよりグラビアの姉ちゃんの方がえぇと思うんやけど。 いやいやいや、俺で抜くなや! .
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