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ふとナルの下半身に視線が向く。
健全な男子高校生としてあの状況を見て勃たない方がおかしい。
例に漏れず、ナルのモノも反応している。
いや、俺相手に勃つのもおかしいよな。
俺、男やで。
「ソレ、家まで我慢するんか」
俺の視線を辿ったナルが「てへっ」と照れ笑いを浮かべる。
「そりゃ、我慢しますよ。竜也先輩の前でする訳にはいかないですし」
「俺にはさせといてか」
「だって、絶対竜也先輩に触りたくなりますよ。それどころか挿れたくなってしまいます」
入れる……?
何に? どこに?
え、口とか?
「あかんあかん! それは無理や!」
ブンブンと首を横に振り、キッパリと断る。
「そんなハッキリ断らなくてもいいじゃないですか~。付き合ってるんだし、いずれはする事になるんですよ?」
マジか、今逃れてもいつかやらなあかんのか。
って、付き合ってへんし!
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