僕たちには秘密がある。

町へ行こうよ！

大人たちの自己紹介を聞いたあとは、自由時間のようです。

黒髪の男性が子供に1,000の数字とミリと書かれた紙幣と、箇条書きになったプリントを配りました。

｢各自、3,000ミリ持ちましたか？それはこの学園と町における通貨になります。

皆さんにはそのお金で生活用品を買ってきて頂きます。最低でも必要なものは、リストに書いた紙を配るので、確認してください。

二人一組で行動し、寮に同室になるパートナーも決めておいてください。パートナーがいなければ寮には入れず、どこかに下宿してもらいます。

よろしいですね？なにか質問はありますか？｣

長台詞を噛まずに言えた安堵の顔で、最後の言葉を言いました。

誰もが早く外に出たいと急かすようにゴーサインを待っています。