町へ行こうよ!

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買い物が終わる頃には、途中でもらったカートに山のように積み上げられた荷物に辟易してる夜空とレイミーでした。 二人とも重くて気力がなくなっています。 寮につく頃には、空が綺麗なオレンジ色になっていました。 「お嬢さんたち。お疲れさま。僕たちは三年生で、荷物を運ぶよう言われているんだ」 寮の前にいたふわふわの茶髪を横で結ぶ男の子が優しげな顔で近づいてきました。 奥で、黒髪の男性がこちらに手招きをしています。 「あ…先に向こうに行ってきますね」 夜空は、そう言って茶髪の男の子に頭を下げ、黒髪の男性のところに行きます。 「立花 夜空、レイミー・ナイリス。買い物が終わりました。二人は同室になりたいのですがよろしいですか?」 夜空が言うと、男性は笑顔を作り、 「おかえりなさい。分かりました。部屋順は先着なので選べませんがよろしいですね?」 と言いながら鍵を二つ取り出しました。 鍵には透明なプラスチックの棒が付いており、208号室と刻んでありました。 夜空はその鍵を受け取り、レイミーのもとへ行きました。
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