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「東金…さん!!」
「お!田中ちゃんじゃねーか!!」
やっぱり!
東金さんはよくこの辺に来ては ワッフルサンドを売っている。
ガッチリとした体で笑顔の似合うおじさんだ。
そんなおじさんがワッフルサンドを売っている光景は少しインパクトがある。
日によっては唐揚げだったりクレープだったり、気分だって本人は言っていたけど、ワッフルサンドが基本みたい。
でも最近はあんまり来ていなかったような…
「田中ちゃーん、ちゃんと飯くってるか?」
オラオラとワゴンから乗り上げてお腹をつついてくる。
「痛い、痛いよ東金さん!あと擽ったい…っ」
東金さんとはいつもこうだ
なぜか東金さんとなら普通でいられる
数少ない僕の友だち。
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