第3話

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「タッちゃんに迎えに来てもらえるんなら、もっとオシャレしてくればよかった」 今朝、バイトに向かおうと家を出る時、天気予報で地面が凍結していて危ないと気象予報士さんが言っていたから電車でバイトに来た。 街で地面が凍結なんだから田舎の私達の住んでいるところは雪がずっしり積もっている。 見る分には毎年、汚れ一つない真っ白な塊は芸術だなぁ...なんて呑気に思うけど、それは最初だけ。 これが毎日毎日になると、いい加減嫌になってくる。 タッちゃんが迎えに来てくれるということは、道路整備も無事終わったんだろう。 ...今日、この後、どっかいくかな? でも昨日の返事...だったし。 デートらしいこと、出来ればしてみたいんだけどな...
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