第3話

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私だけ先に車から降りてコーヒーショップの店内を覗きに行った。 タッちゃんの予想通り店内は混雑していて、とてもじゃないけどゆっくり喋れる状態じゃない。 駐車場空きスペースに停車しているタッちゃんに携帯で電話をかけて、店内の状況を説明すると... 「そこテイクアウト出来るんだろ? だったら飲み物だけ買ってどっか移動するか?」 ...って言ってくれたから。 少しデートみたいな雰囲気になって、それが嬉しくて... 「わ、わかった!!何がいい?? テイクアウトね、飲み物だけじゃなくてクッキーとかサンドウィッチもあるよ?!」 なんて、子どもみたいにはしゃいでしまってタッちゃんに笑われた。
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