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天賀先輩の好きなトコ。
「追加1・・・・・・」
私は、いつもの様に朝ブツブツ
独り言を言いながら
学校へ向かう。
「おはよーー!!
彩夏!!」
後ろから、勢いよく肩を
たたかれた。
「おはよう、絵梨香」
絵梨香は、自慢のエクボを見せ、
大きな口で笑っている。
彼女は一年の時
同じクラスになって以来、
仲の良い友達だ。
「わ、それ英語の単語帳
!??
彩夏っていっつもソレ
持ってるよね・・・
・・・ま、まさか・・・・
勉強してんの???」
絵梨香にマジマジと単語帳を
覗き込まれ、私は、なんだか
頬が熱くなる。
「いや・・・コレはね、
違うの。
えーーーーーーと
・・・・・・・
まあ、内緒////////」
「何じゃソレ??」
私は慌てて、単語帳を
鞄の内ポケットへ仕舞った。
「それより、今日のライブ、
楽しみだねッッ♪」
絵梨香はピョンピョン跳ねる様に
歩きながら、私の腕をバシバシ叩く。
「うんッッ♪」
放課後が楽しみ過ぎて、
今日の授業は集中出来そうにない。
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