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「ちょっと…制服に血がついじゃない」「俺のせいではな…」「なんか言った」「なんでもないです。」
土佐満くんは可愛そうだ。智歌に反発してくる男子だからって何度もからかわれている。満のところに男子が集まってきた。
「お前ずるいな」「あの智歌の胸ってどうだった?柔らかかったか?」「柔らかくねえよ…」「硬いのか?」「そこの男子、変態発言が聞こえるんだけど?」「何も言ってません…」
智歌が土佐満のところに行った。
「柔らかくねえよってどう言う意味かな?」
なんか私から見ても怖い。
「どう言う意味って…」「硬いってことね」「なんかお前怖いな。」「昼休みに屋上に来なさい。絶対にね」「なんで行かなくてはならねえんだ?」「来なかったらあんたの変態ブリを放送で全校生徒にばらすわよ」
智歌さんは放送部に入っているから、放送器具の使い方を知っているし、真面目にやるんだろうなと思った。
「う、わかった。行けばいいんだろ行けば」「それでよろしい」
私のところに戻ってきた。
「屋上で何をする気なの?」「男子の中でも満ってなんか勇気があっていいと思うんだよね」「で?何をする気?」「ひみつ…だよ。」
一体何をする気なんだ?と考えていたら、先生が来て授業が始まった。
昼休みになった。智歌ちゃんは、早速満くんを連れて屋上に行った。私はついていかないで教室にいる。智歌ちゃんがいないととても暇だ。寝ようかな。そんなことを考えていた矢先、静鉄爽くんが私の席に来た。
「朝はなんかごめんね。お詫びに今日の放課後遊ばないか?」「え?」
私が誘われた…気持ちを落ち着かせないと…。服が燃えるかもしれないから、断るべきなのかな…。いや、断るのはなんか嫌だな。
「いいよ。遊ぼう。」
するとクラスの男子が拍手をし始めた。
「なんで拍手なんてするんだ?」「おめでとう。結婚はいつなの?」「あのさお詫びに遊ぶだけだからな…」「そんなこと言って…」「黙れ…」「わかったよ。お幸せに。」
やばい、落ち着かないと、智歌ちゃんがいないから今全裸になると困る。
「じゃあ今日の放課後よろしくな」「うん…」
何とか燃えないですんだ。あ、スカートが少し焦げているな。危なかった…。
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