第1章

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雑種人間は、毎日毎日。血統書人間を招き。 毎日、毎日、男雑種が女雑種を勧め。女雑種が血統書男をもてなしている。 血統書男は、発情してるのに、雑種女には子供をつくらない。 人間は不思議だ。 僕らが大人になる頃。 シロ兄ちゃんは、血統書男を笑わせてお店に案内しはじめた。 兄ちゃんはびびりだ。 僕の方がコミカルなんだから! 僕は顔のまん中に黒い楕円。名前は。 コアラ! 僕はいつからコアラだったかな? 雑種人間の仕事場がこのビル群だ。 このお店に僕は、血統書人間を呼ぶんだ! こうして、お店に入り始めると、 また、もぉーコアラー。 なんて言われるが、僕はお気に入りの椅子があるんだ。 そうして、コアラJr.も産まれた。 俺っち。ここで通称、美人ちゃん。て一番可愛い子のだんな。 俺そろそろぼすかもね。 なんてころ。 世の中が動き始めた。NPOの活動が始まった。 僕がきっかけだって! でも、仲間が連れて行かれて手術してかえって来ると。無いんだ!たま! そうして僕も無くなった。 たまなしコアラにされちまった。 血統書人間は相変わらず、季節も問わず発情してる。 手術が続いて数年。 僕は太った。。。 でも、人間は相変わらず面白くって。 サボりは何時もの指定席。 この頃から気がついた。死んでいく仲間は事故じゃなくて、老衰なんだ。 そうなんだ。人間。 お前達に、猫を守る手段これしかなかったんだな。
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