仲直りは真夜中に

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焦らすだけ焦らして。 ただ触れてくるだけ。 それ以上の行為には及ばない。 「なんで…意地悪するの」 「ん?お仕置きしたいから」 「お仕置きって!?」 はだけた姿のまま勢いよく起き上がった。 上総はその勢いに負けて少しだけ仰け反ったが、すぐに彼は自分のペースを取り戻して悪戯っ子のように口角を吊り上げる。 「俺のこと信じなかったバツ」 「信じるって何を?」 「あの写真集は俺のじゃないってことだよ。あんなの見なくても俺にはお前がいるから毎日気持ちよくなれるのに」 だろ?といいながら上総はまた私をベッドに括り付ける。 「こうやって写真じゃ味わえない柔こい肌にも直接触れるのに、エロ本なんかで抜くわけないだろ」 上総の手は背中に回っていて、簡単にホックを外されてしまった。 上半身はもう一糸纏わぬ姿。 ショーツだけなんて、逆に恥ずかしい。 「脱がせるならちゃんと全部にしてよ…」 「それじゃあ、お仕置きにならないだろ」 彼の舌が胸の頂をゆっくりとなぞる。 「は…んっ」 何か言いたいのにもう快楽の声しか喉から出てこない。
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