第1章

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松浦のズボンと下着を剥ぎ取り自分も脱いだ。 胸を弄るのは止めず腹部に舌を這わせる。 脂肪のほとんど付いていない細い腰を嘗め回しながら胸から離した手で両足を大きく広げた。 「あぁ、や、それ、だめ……」 中心で勃ち上がるそこに躊躇いなく食いついた。 ぬるっとした感触を舌先に受ける。口内にほんのり苦みを感じる。 自分のよりほっそりした松浦のは裏を舐め上げるとびくびくと震えまたじわりと先を濡らす。 「や、だ、だめ、」 口でそう言う割に背筋を反らして松浦はスーツを足先で弾く。 一度口を離して指を唾液で濡らしまたペニスを口に含む。 愛撫をしながら後孔にゆっくりと指を入れた。 いつもはここを弄ると手を払われたが今日の松浦は快感に身体を震わせていてそんな余裕はないようだ。 シーツをぎゅっと握りひくひくと身体を震わす松浦が可愛くてたまらない。 探るように中を押し広げながら指を少しづつ進める。 一度は見つけたところだ、思い出した箇所をぐっと押すと松浦の身体が跳ねその刺激だけでまた先からじわりと白濁が滲む。 「そこ、や、そこっ、ああ、うぅんっ」 枕元に置いているジェルを取ってたしながら後ろを執拗に刺激するとだんだんと指の出し入れが楽になり指を増やした。 抽挿を繰り返し、ペニスを上下に擦り先を舌先でぐりっと抉ると松浦はもう我慢できないとばかりに大きく首を振った。 「いや、い、いく、いっ、いっちゃう、あ、あぁん、あ……」 ビクンと身体を揺らし松浦は宮倉の口に射精した。 余韻に震えながら松浦は「ごめん、ごめん」と繰り返しティッシュを二枚引き抜き宮倉に差し出した。 「こ、これに、出して」 「あ?もう飲んだ」 「え……」 驚いている松浦の足を両側に大きく開く。 「どうされたい?」 「あ、」 「前がいい?後ろがいい?」 キスをしながら松浦の太腿にもう我慢ならない勃ち上がりを押し付ける。 「……前がいい」
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