第1章

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携帯をテーブルに置くと、私はリビングに向かった。 ソファーに座り、テレビを見ている桂さんの後ろからそっと抱きしめる。 「葉月?」 桂さんは嫌がる素振りもなく、私の腕に手を添えてくれた。 「どうした?」 「………。ううん。抱きつきたくなっただけ。」 そう言ってギュッと腕に力を入れる。
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