第2章

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「はぁ~。なんか緊張する!」 電車を降り、改札を出るなり私は身震いした。 「俺も(笑)」 桂さんも苦笑しながらそう言って、私の手を取る。 かすかに震えている桂さんの手に触れて、気持ちを落ち着かせると、私は自分の実家に向けて歩き出した。 徒歩15分、一つの家の前にくると桂さんの方へ振り向く。
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