第5章

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「はぁ~~~。まだ忘れられないんだな…俺。」 そうため息をつくと、その場に座り込んだ。 「誰を忘れられないんですか?」 背後からそんな声が聞こえて、びっくりして振り向く。 「あ、赤城さん。どうしてここに?」 「うふ。休憩ですよ、きゅ・う・け・い。」 赤城さんはそう言って、俺の隣に来ると、 「それで、誰なんですか?shinさんの好きな人って。」 と目を爛々とさせて聞いてくる。
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