第5章

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「だから、彼女が邪魔なんです。」 はっきりとそう言われ、俺は振り返る。 「それで?俺に、桂から彼女を奪えって言うんですか?馬鹿らしい。」 最後は吐き捨てるように言うと、 「でも!好きなんですよね?」 と返ってきた。 は~~~~~~~。 俺はため息を一つついて、 「桂と彼女をくっつけたのは俺ですよ?好きなわけないじゃないですか。じゃ。」 そう言って、今度こそドアを開け、スタジオへの階段を降りる。
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