第5章

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『赤城さんは、桂に本気ってことか…。なら、あの週刊誌は赤城さんサイドが撮らせたんだな…。』 階段を降りながら、そんなことを考えていた。 『このまま、何も起きないといいんだけど…。』 しばらくは、赤城さんのレコーディングがあって桂と会う機会が多くなる。 桂のことだから、葉月ちゃんを裏切ることはしないだろうけど…。 「この業界…。何が起きるかわからねぇからな。」 ボソッとつぶやいて、ため息をついた。
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