第1章
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すると、桂さんが私の手を握り、 「どうしても。とは言わないけど、葉月との未来のこともご両親にちゃんと話したい。」 そう言って、手をギュッと握られる。 【未来のこと】 それを聞いて、胸がドクンと跳ねた。 「…まだ…ハッキリとは言えないけど…、葉月との未来。俺は考えているよ?」 自信を持って言う桂さん。
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