第1章

9/15
前へ
/240ページ
次へ
私はドキドキとうるさい心臓の音と、熱い視線を向ける桂さんを見つめ返すことしか出来ず、ただ黙ったままだった。 「考えておいて?」 桂さんはそう言って、コーヒーを飲む。 その仕草に見惚れながら、考え込む。 『未来のこと…も気になるけど…、両親に挨拶したいって言ってくれて、素直に嬉しい。』 私はもう一度、桂さんを見る。
/240ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加