第8章 仄暗い世界の深淵

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なんとでも。 そうさ、外野はこのさい関係ない。 穢れた手に 聖マリアに捧げる百合の花籠をぶら下げて歩く僕に――。 「ルカ……今夜も……」 今度は何があったんだ。 廊下ですれ違いざま 暗い顔して囁きかけてくる 美しいルームメイト。
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