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「伊織さんは不安症害でしたね」
「あぁ、夕月に依存しすぎるとは幼いときから危険視していたが、そんな時夕月が病気になり入退院を繰り返したその頃から夕月が側から居なくなると感じたんだろう、どんどん不安になりパニックになり、夕月の側は居心地がいいと母胎のときからの安心感から抜け出せないでいる」
ブラコンとは少し違う、双子は双子になった瞬間からいつもどんな時も一緒に育った。
幼い内は尚更、それが突然いなくなる、パニックになるのは当たり前の事だった。
「大丈夫ですよね」
「いつまでも、夕月に依存してもいられないだろう……俳人になるのが目に見えている」
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