さようでございますか 佐也加の恋6

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「見違えちゃったよ」 「えへへ。さようでございますか」 「あはは。さようさよう」 「かすみ草ありがとうございました」 「ああ、そんなお礼なんていいから、こっちに座りなよ」 「いいんですか?お仕事の邪魔して」 「いいからいいから気にしない」 彼の勧めてくれた白くておしゃれな椅子に座って思い出した。 お土産。 かすみ草のお礼の品。 わたし手ぶらで来ちゃった。 「しまったー」 「えっ?なにが?」 彼が私の前のテーブルにコーラを置いて聞いてきた。
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