式を操る華の名は 参

登場人物

猫目石(ねこめいし)
紫翳に従う使役の式神。元は猫。
紫翳の身の回りの世話をする。
言葉を話せず、感情表現もしない。
紫翳が唯一、心を許す式神。

鶫(つぐみ)
紫翳に従う使役の式神。元はツグミ鳥。
大層口やかましく、紫翳にも遠慮せずに物を言う。
手先がおそろしく不器用。

紅旋(こうせん)
紫翳と約定を交わした、異界の式神。
自分勝手で奔放だが、常に紫翳の身を案じている。

孔雀(くじゃく)
紫翳と約定を交わした、異界の式神。
自尊心が高く厳しい性格で、本人の前では紫翳のことを「人間」と呼ぶ。

乾(いぬい)
晟雅と約定を交わした、異界の式神。
寡黙な質で、短い言葉で端的に話す。
晟雅を主人と認め、そこそこ慕っている。

朽葉(くちば)
風斎が従わせる使役の式神。
口が悪く性質も軽いが、風斎の立場をよく理解している。

橘(たちばな)
忠麿が従わせる使役の式神。
決して主人に逆らわず、絶対服従を誓っている。