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忘れることで生きてる
被害妄想だろうけど、そう思ってるよ。
離れたところからこっちをみて何か話してる。
目が合ったような気がする。
あぁ、批判か。
納得だ。
そういうふうにいわれるようなことをした自覚はある。
自覚してるよ。
分ってるけど動けないの。
貴方達みたいになれたらどれほどいいかって思ってる。
でもそんな勇気ないし。
自分でもため息つきたくなる。
まぁそんな風に思うのも一時だけだけど。
寝れば忘れるし、読書すれば忘れるし、時間が経てば忘れる。
だからこんなにいい加減でも生きてこれたんだろうね?
そうだな……批判の心当たりはたくさんあるよ。
仕事のこと。
今回の、動きのこと。
全てにおいて批判される心当たりはあるよ。
しょうがないよね、そういうことしかできない。
そういう風に、何もできないような人間になるように甘やかされてきた。
他人と顔見知り以上の関係で過ごすことなんてほとんど経験せずに生きてきた。
自分ですら自分を信用できない。
信じることができない。
今は涙を流すけど、明日になったら忘れる。
大切なことも、すごいと思ったことも、不快に思ったことも全部忘れてしまう。
なにかのきっかけで思い出すまで忘れてしまう。
どうしたらこの性格が変わりますか?
この考え方が変わりますか?
この生き方が変わりますか?
できることなら変えたい。
私の理想の母のようになりたいよ。
涙がとまらない。
役に立たなくて、必要性もなくて、居てもいなくても一緒で、寧ろいたら邪魔になるような存在だって、自覚してるよ。
でも、それすら忘れる。
そういう気持ちを忘れる。
もう本当に消えてしまえばいいのにって思うよ。
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