2.

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でもそこまで妥協しているにもかかわらず、 それでもなかなかチャンスは来ないものである。 時は経過し、 いつの間にかルークの隣のポジションは割り込んできた他の積極的な子に奪われてしまったが、 遠目にルークを見ながら妄想しているだけでホント、 十分。 そしてジュースみたいなカクテルだからと甘く見ていたせいか「おかず」が極上だったせいか、 気が付けばちょっと飲み過ぎ。 フラフラとトイレに行って出てきたところでばったり当のルークに出くわした。 「あ~王子様だ~。 ホント、 やっぱり腹黒そう~」 酔っぱらった頭では見事に現実と妄想がごっちゃになっていた。
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