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ルークの周りにはいないタイプでちょっと気にはなっていたが、 途中で席を替わったようで、 というか他の女の子に席を取られてしまったようで、 気が付けば視界から消えていた。 そんな中お手洗いに行ったら、 ちょうど出てきた彼女と一緒になった。 「あ~王子様だ~。 ホント、 やっぱり腹黒そう~」 ケラケラと笑う彼女に突然そんなことを言われた。 え? ――ギクッとした。 かなり酔っぱらってるよな? ついでちゃった本心か。 彼女の頭の中ではルークをモデルにした腹黒王子の妄想キャラが出来上がってただけなのだが、 そんなことは知る由もない。 こういっちゃなんだがルークには腹黒い自覚はある。
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