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何が好きか分からないから適当に頼んどいたという朝食が届けばとても豪華な上に、 到底食べ切れないほどの量で。 まるで宝くじにあたったような気持ちで優雅な午前中を過ごした。 いや、 優雅かというと正確にはちょっと違う。 時間の半分は昨夜のことを思い返しては一人身悶えていた。 散々友達に『最初なんて拷問みたいなもん』とか『体が裂けるかと思った』とかろくでもない体験談を刷り込まれていたけど、 実際は貫通の瞬間こそ鈍い痛みがあったが身構えていたほどのことはなく、 それどころか自分が発しているとは到底思えない淫らな声を上げさせられていた。 端的に言えば、 痛みを何倍も上回るほどの快感に支配されていた…気がする。
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