そのあと

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【1000年後】 広場には耐えることのない笑い声が響き、人々は笑顔で街を行き交う──。 繁栄と発展に満たされた日々。 裕福な人々は疑いはしなかった。 この栄華が永遠に続くことを。 だがしかし。かつて災いと辛苦をもたらした魔王が人知れず封印から解き放たれようとしていた。 世界は強大な危機に陥ったのだ。 再び闇に包まれてしまうのか……。 全世界の人々がひとしく恐怖と戦争に怯え始めていく中、かつての闇を寸前で食い止めたある一人の勇者の子孫に一縷の希望を見いだした。 そう、全ては過酷な運命を背負った一人の若者の手にかかっていた──。 そして今、また新たな運命の歯車が、動き出し、歪んだ結末を変える戦いを! …仕掛ける。 勇者「魔王!お前を絶対倒すぞ!昔からお前が倒されるのは決まっている!」 魔王「絶対だと?フフフ……勇者よ!昔の我と同じように運命を変えれるか!!!勝負!!!」 迫り来る魔王の空爆とも言える攻撃を素手で受け止め、魔王との間合いを詰めて言う 「残念ながら、繰り返すのは……魔王、貴方だ。ふふ」 未来は残酷に決まっていた。 完
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