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綾女は健吾から、俺が結婚したという事を聞いていたようだ。
浅はかで未熟。
若すぎた故に、選択肢を誤ってしまった。
綾女の事を思いながら、ウェディングドレスを着た冴子の隣に立っていた俺。
どうしてこうなる前に、俺は自分の思いを認めようとはしなかったのか。
結果、俺は結婚したにも関わらず不貞行為に及んだ。
自分のエゴイズムと本能。
傷付ける事になるとわかっていながらも、全身に痣を作った彼女と対面すれば、この思いは止める事などできなくて……。
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