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4年もの歳月が経ち、それでも揺らぐ事のなかった真っ直ぐな思い。
素直に嬉しいと思う反面、私の心は罪悪感に苛まれている。
彼は既婚者。
そして私も、今では夫を持つ身となっていた。
せめてもっと早くこうなれたら、きっと私は結婚なんてしなかったはず。
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全てが遅すぎた。
出逢い、再会、そして不貞に堕ちる時も。
第3章のタイトルは“貞操不履行”。
美雨と祐太は、心に傷と闇を抱えながら互いの身体を抱いたのだ。
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