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家に帰ると、ダイニングテーブルの上には俺の分の夕食が置かれていた。
冴子は家にいない。
いつもなら、嬉しそうに笑みを浮かべて出迎えてくれるはずなのに。
「珍しいな。」
誰もいない家の中で、ぽつりと独り言を漏らした俺。
今は冴子がいない方が好都合。
その方が、きっと1人で感傷に浸れる。
第3章まで小説を読み終えた俺。
この章には、激しいカーセックスのシーンが赤裸々に描かれているだけ。
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