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いよいよ明かされる…。
桜田に起きた出来事、そして、桜田の本心が語られる時が…。
桜田は立ち上がり、模型の前に立っていた。
ふと、その模型を見て微笑んでいるアキの顔が浮かんだ。
「桜田さん、聞かせて欲しいんです。
アキとの間に、一体何があったのかを…」
そう、まずそこを聞かなければ、話を進めていくことは出来ない。
ゆいはそう思い、桜田に聞いたのだ。
沈黙の時間が流れ、しばらくして、桜田は重い口を開き始めた。
「全て僕が悪いんです…」
話はこの一言から始まっていく…。
「アキとは結婚したいと思っていました。
アキの二十八歳の誕生日に、プロポーズしようと思っていたのですが…」
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