第十話  変わらぬ想い

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いよいよ明かされる…。 桜田に起きた出来事、そして、桜田の本心が語られる時が…。 桜田は立ち上がり、模型の前に立っていた。 ふと、その模型を見て微笑んでいるアキの顔が浮かんだ。 「桜田さん、聞かせて欲しいんです。 アキとの間に、一体何があったのかを…」 そう、まずそこを聞かなければ、話を進めていくことは出来ない。 ゆいはそう思い、桜田に聞いたのだ。 沈黙の時間が流れ、しばらくして、桜田は重い口を開き始めた。 「全て僕が悪いんです…」 話はこの一言から始まっていく…。 「アキとは結婚したいと思っていました。 アキの二十八歳の誕生日に、プロポーズしようと思っていたのですが…」
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