第9章 そしてもっと深い闇

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「あなた……っ」 清き水を溜めた聖水盤の中に 流し込まれる毒入りのコーヒー。 僕の身体は痺れ やがて石のように重くなる。 「分からないなら身をもって教えてやるよ」 どうして忘れていたんだろう。 彼もまた 心に非情な悪魔を飼ってること――。
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