第1章

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初めまして。 これは僕が記憶がなくなる前に携帯や親から聞いた僕の話しです 僕の名前は 鈴菜 水希(スズナミズキ) 女みたいな名前だと思うけどれっきとした男です ちゃんとついてる物もついてますし…… 歳は今年で23歳になるみたいです しかし23でこの幼稚体系に童顔 さらには声も高めで明るいせいか 年相応に見られたことがあまりないようです。 いや、書いている自分でも鏡見ながらため息しか出てきません あーぁ、もう少し身長があって顔付きもキリッとしていたら きっと僕はモテモテだったに違いない。うん!! しかも記憶がないイケメンなんて色々フラグが立つじゃないか いや…まぁ、漫画やドラマじゃあるまいしそんな展開早々出くわす確率なんて0に近いだろうな …だがな、それは僕みたいな男なら0に近いかもしれないがイケメンは別だろ! イケメンなら選びたい放題だし 記憶がないなんてプライスレスじゃないか!! むしろ僕が女で知り合いだったら付き合いたいと思うがな はっ! つい熱くなって話の路線がズレてしまいました。 話しを戻しましょうか… コホン…えーと それから僕は声優を目指していて養成所やらに通ってるみたいです そして、バイトしながら借りたお金を親に返しているんだっそうです。 声優の仲間やバイトの店長や仲間は僕が記憶が一週間しか持たないのをどうやらメールや親からで聞いたみたいだが…皆イマイチ理解していないらしい 当たり前ですよね。 「一週間しか記憶が保てなくなりました~♪笑」 なんて いきなり言われても「えっ?」「嘘でしょ?」と答えるのが普通でしょう 僕もそうするだろうから… だから僕は決めたんだ 親、家族以外の人とはあまり関わらなくしようって 辛くはないさ だってどうせ一週間しか持たない記憶だから 月曜日にはどんなことがあっても忘れてしまう それが悪いことでも……良いことでも だから僕は心を閉ざした 誰とも関わらない為に
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