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部屋の中は重厚な様子で、落ち着きのある書斎のような感じで、明るい窓に壁に掛けられた英雄の絵。
その前に座る男性と立派な机。
左右に置かれた書棚と花器。
重厚で、立派な机に座った人物は真っ白な髪に長い髭の真っ白なローブを羽織った明らかに魔法使いだった。
僕はゴクっと唾を飲んでから、頭を下げた。
「初めまして!エラール・ミスティと申します!
学園に入学したいと思いまして参りました!」
僕の言葉に、笑いながらその男性は言った。
「ははは・・・・・。緊張するのも良いが、まずは中に入るんじゃ。
そしてここに来て、書類とカードを出して貰おうかのう」
僕は慌てて扉を閉めて、中に進んで机の上に書類とギルドカードを置いた。
「うむ」
男性は、書類にまず目を通す。
「ふむふむ・・・・・・」
そうしてから、カードを見る。
「ほほう・・・・・・」
うんうんと頷いてから僕を見た男性。
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