学園に入学

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僕の目の前に、淡い光を放つ線が残る。 一度下まで降ろした手を今度は両手を使ってその線に触れるようにして左右に開く動きをする。 すると、そこに黒い大きな穴が開いた。 「おお!」 学園長が大きな声を上げる。 僕はその中に手を突っ込んで、再び取り出した。 その手に握ってるのは、二年前に収穫した果物だ。 「それはなんじゃ?」 「二年前に収穫した果物です。この中では時が止まるようで、僕はこの中に収穫したものや、獲物などを入れてます。傷むことが有りませんから」 僕の言葉に、眼を輝かせる学園長。 「凄い!本物の空間属性かの! 驚いたものじゃ!」 「え?空間属性?」 学園長は頷いて言った。 「ああ。そうじゃったな。君は基礎知識が全く無かったのう。 まずは、そこから学んだ方が良いのう。 召喚はそれからじゃな。 ふむ。 君は、中々に優秀な生徒かもしれんのう・・・・・じゃとすればじゃ」 ブツブツ言っていた学園長は突然、額に手を当てると集中してるようだった。 すると、直ぐに扉がノックされて開けられた。
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