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翌朝、兵士の迎えが有って僕は学園に向かった。
「そういやあさ、昨日は確認しなかったけど、お前、魔法で戦闘は出来るのか?」
歩きながら兵士が問い掛けて来た。
僕は頷いて言った。
「そうですね。ちょっとしたことですけど、出来ますよ」
「例えばどうやってるんだ?何も教わらなかったんだろ?」
僕は苦笑して頬を掻くと言った。
「ですね。でも、生きる為には狩は必要不可欠でしょう?特に僕のような田舎に住んでいる者は、狩が出来ないと生きていけませんから。父に仕込まれました。
その時に、少しだけ魔法を利用して狩りをするんです。
例えば、ナイフに雷のようなものを纏わせて獲物を痺れさせて狩りをし易くするとか「はあ??」・・・・・・え?」
僕の言葉に驚いた様子をする兵士。
僕は困惑して兵士を見た。
「おま!雷も使えんのお?」
兵士の言葉に首を傾げる僕。
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