学園に入学

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兵士の真剣な表情と様子に僕は頷いた。 「わ、判りました。そうします」 僕の言葉に兵士は頷いて言った。 「うん。その方が良いと思う。お前の命に関わるかもしれないからな」 「え?命に?」 兵士は頷いて言った。 「そうだ。もしも、お前が強い使い魔を呼ぶ事が出来て、強い魔法使いになれるとしたら、妬みを持つものが必ず出る。 そして、お前が本当に力をつけて身を守れるようになる前に消そうとする心得違いの者もいるかもしれない。 実際に、卒業前に事故で死ぬ魔法使いも多いのだ。 自分の命を守ろうと思うのならば、余計な諍いは避けるべきだ。判るな?」 兵士の言葉に耳を傾けて僕は、頷いた。 「判りました。気をつけます」 僕の返事に安心したのか兵士は笑顔で頷いてまた、歩き出した。 この兵士って本当に良い人だね。 僕の事を本気で心配してくれてる。 僕は、魔法使いの事を何も知らないんだ。 属性や魔法の言葉も。 足を止めた兵士の後ろから目の前に見える大きな門を見つめた。 僕は今から此処で2年間真剣に魔法を学ぶんだ。 兵士は振り返って言った。
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