陽当タル様ナ

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「くっ!?」 「ぅあっ!?」 放課後。何時ものようにフェイリス三姉妹…その内の二柱、オルカ、ミルカと手合わせをしていた私は。 翠ちゃんが突然私を避け始めた事による空虚さから来る苛立ちで、二柱を制御を間違えた爆圧で吹き飛ばしてしまう。 慌てて駆け寄り、二柱を保健室に連れていき、そのままセルカに事情聴取をされる。 「あン?今まで仲良くしてた相手と交流が切れてイラッとして制御ミスした。だぁ?」 二柱にエリクサーと呼ばれる怪しい金色の薬品を渡しながら不機嫌丸出しな声を漏らすセルカ。 「うん…なんでかしら…」 以前私たち神霊に創世主ノアが渡してきた『制御核』と呼ばれる小さな球体を玩びながらそう聞いた私に。 「ンなもんお前が副会長に惚れてっからだろ。」 ――ぼふ!と球体が炸裂した。 「ん、な、なななななな!?わ、私がなんだって!?」 「っぶな!?アンタそれ破裂するモンじゃないんだけど!? ……まぁ、アンタの話を聞く限り、十中八九恋だ。」 ……え?
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