幼少期

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目が覚めてのっそりと起き上がったレオ君は、ライムから水を受け取って飲みました。 「おはよう、ライム」 「おはようございます、坊っちゃま」 ニッコリと笑ったライムは、側の窓にある黄色いカーテンを開けました。 「うっ、眩しい」 そういうとレオ君は布団に潜ってしまいました。 ライムはパンと手を叩くと布団はライムの側で綺麗に畳まれた状態で浮かんでいました。 「坊っちゃま、もうすぐ朝食のお時間です。 さ、行きますよ」 何時の間にか普段着に着替えられていたレオ君は、「はーい」と言ってライムに扉を開けて貰いながら、寝惚け眼を擦りながら食堂へと向かいました。 パン、パンと二回手をライムが叩くと部屋が綺麗になっていました。 「……こうするのもいつまでなのでしょうかね」
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