幼少期

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シオンの屋敷は魔法建築でシオン自らが建てた屋敷です。 3000m級の魔硝灰岩の頂上にコの字型の一階建ての屋敷が“最上階”の建物です。 つまり、この3000m級の魔硝灰岩“自体”が“第一棟”となっています。屋敷の地下、もとい魔硝灰岩内はくり貫かれた住居区間や加工区、農業区などとなっています。 そして、ここら一帯の魔硝灰岩の山々がそれぞれ中がくり貫かれた“建物”となっています。第一棟と同じく加工区や農業区もあります。 改めてシオンの規格外ぶりを感じさせられるぶっ飛んだ建物、山脈地帯です。 そもそも、ここら一帯は体長50mを超える魔物がウヨウヨしている地帯です。 なのでくり貫かれた空間というのは防衛などから見てもすばらしいのですが、一人でやってのけたことがあほらしいです。 まさにシオンが一晩でやってのけた事態がおかしいのです。 ちなみに、シオンの領地は混人種族の保護や保障が充実しているところです。 第一棟は主要機関となっており、首都としての機能を備えています。 そして、各種族が各山を一つずつ設けられており、第一棟は交流区としての一面を持っています。 それぞれの棟には各場所に設けられた魔法陣により、ある程度自由に移動できます。 そのことにより、シオンの領地は王国でも王都の次かそれ以上の場所となっています。 各種族の棟にはその種族のコロニー、種族にとっての王都につながってもいるのでこの星で最大の中継都市でもあります。 シオン、あなたはやっぱりレオ君のお父さんのようです。
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