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「焼けただれた標的が水浸しになって…その次は壊れた!?」
「そこ、貴様の魔導を見せろ。」
「はい!!!マーガレット・ディンカンです。」
と、マーガレットは、言って、ホーディとバトンタッチした。
「光紋章(ライトエンブレム)・光雨(ライトレイン)!!」
と、マーガレットは、雷属性の中の光属性の魔導を唱えた。
すると、光の雨が壊れた標的にとどめをさした。
「あらあらぁ~…。また持って来なくちゃぁねぇ~…。」
と、おっとりとした感じの女性実技副教官は、呟いて、倉庫から新しい標的を持って来た。
「よいしょっと…。」
と、女性実技副教官は、呟いて、新品の標的を壊れた標的の横に置き、交換した。
「新品だけど壊れちゃうけど良いのかな?」
「良いわよ?国王陛下から許可を得ているから♪」
「では、次…ギルティア・クリスマス。前へ。」
「はい。」
と、ギルティアは、言って、新品の標的から50m先の距離に立った。
「氷紋章(アイスエンブレム)・氷葬(アイスベリー)!!」
と、ギルティアは、水属性の中の氷属性の魔導を唱えた。
「龍紋章(ドラゴエンブレム)・龍牙(ドラゴタスク)!!」
と、ギルティアは、標的の1cm前まで飛び、龍術を使い、鉤爪で標的を引っ掻いた。
その数秒後…
「鉤爪の痕があるよ♪凄い♪」
と、ちらほら私語が、聞こえた。
その数分後、魔導実技授業が終わった。
「以上!!各自、エーテルを飲む事を忘れるな!!」
と、実技教官は、言って、職員室に行った。
エーテルとは、魔力(マナ)回復用ドリンクの事。水道の蛇口を回せば出てくる。
「水道…。見っけ♪いっただまぁ~す。」
と、俺は、言って、水道を回してエーテルを飲んだ。
‐数分後教室にて‐
「ギルティア君。さっきの龍術、凄かったよ~。」
「でも、グレイリィの技よりかは、ダメダメだよ?あれは、魔力を最大限使って試したはずだよ。」
と、ギルティアは、言って、俺を見た。
「呼んだ?」
「うん。さっきのあの攻撃って、魔力最大限使った?」
「いや…。違うよ?最大限に近いけど…。」
と、俺は、言った。
「炎系統で魔力最大限の術って何?」
「確か…。鳳蓮凰火(ホウレンオウカ)だはず。」
「鳳蓮凰火!?」
「うん。魔力最大限の術だよ?魔導書で見ただけだからどんな術か不明だよ?」
「俺は、知ってるよ?」
「ドラゴン!?」
「何処?」
「ここ。龍紋章・龍!!」
と、インフェルノは、龍術を使い俺の体内から出た。
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