第1章 ドラゴン!?はい。ドラゴンですが何か?

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「焼けただれた標的が水浸しになって…その次は壊れた!?」 「そこ、貴様の魔導を見せろ。」 「はい!!!マーガレット・ディンカンです。」 と、マーガレットは、言って、ホーディとバトンタッチした。 「光紋章(ライトエンブレム)・光雨(ライトレイン)!!」 と、マーガレットは、雷属性の中の光属性の魔導を唱えた。 すると、光の雨が壊れた標的にとどめをさした。 「あらあらぁ~…。また持って来なくちゃぁねぇ~…。」 と、おっとりとした感じの女性実技副教官は、呟いて、倉庫から新しい標的を持って来た。 「よいしょっと…。」 と、女性実技副教官は、呟いて、新品の標的を壊れた標的の横に置き、交換した。 「新品だけど壊れちゃうけど良いのかな?」 「良いわよ?国王陛下から許可を得ているから♪」 「では、次…ギルティア・クリスマス。前へ。」 「はい。」 と、ギルティアは、言って、新品の標的から50m先の距離に立った。 「氷紋章(アイスエンブレム)・氷葬(アイスベリー)!!」 と、ギルティアは、水属性の中の氷属性の魔導を唱えた。 「龍紋章(ドラゴエンブレム)・龍牙(ドラゴタスク)!!」 と、ギルティアは、標的の1cm前まで飛び、龍術を使い、鉤爪で標的を引っ掻いた。 その数秒後… 「鉤爪の痕があるよ♪凄い♪」 と、ちらほら私語が、聞こえた。 その数分後、魔導実技授業が終わった。 「以上!!各自、エーテルを飲む事を忘れるな!!」 と、実技教官は、言って、職員室に行った。 エーテルとは、魔力(マナ)回復用ドリンクの事。水道の蛇口を回せば出てくる。 「水道…。見っけ♪いっただまぁ~す。」 と、俺は、言って、水道を回してエーテルを飲んだ。 ‐数分後教室にて‐ 「ギルティア君。さっきの龍術、凄かったよ~。」 「でも、グレイリィの技よりかは、ダメダメだよ?あれは、魔力を最大限使って試したはずだよ。」 と、ギルティアは、言って、俺を見た。 「呼んだ?」 「うん。さっきのあの攻撃って、魔力最大限使った?」 「いや…。違うよ?最大限に近いけど…。」 と、俺は、言った。 「炎系統で魔力最大限の術って何?」 「確か…。鳳蓮凰火(ホウレンオウカ)だはず。」 「鳳蓮凰火!?」 「うん。魔力最大限の術だよ?魔導書で見ただけだからどんな術か不明だよ?」 「俺は、知ってるよ?」 「ドラゴン!?」 「何処?」 「ここ。龍紋章・龍!!」 と、インフェルノは、龍術を使い俺の体内から出た。
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