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「インフェルノ!?」
「炎龍!?」
「炎龍?」
「俺の事だよ!まさか…。昨日の授業寝てたでしょ!」
「あ…。うん。」
「炎龍、水龍、木龍、風龍、火龍、氷龍、嵐龍、光龍、雷龍、電龍、土龍。この11の種類の龍が、いるのは知っている?」
「うん。そこだけは、聞いてた…。はず。」
「まぁ…。そこは良いとして、11の種類の龍の中で、俺は、炎龍って事なの。」
「それがどうかしたの?」
「炎の魔導で分からない事は、炎龍である俺に聞いてって事。」
「水属性なら水龍のアクアに聞くって事だね。」
「そういう事。」
と、インフェルノは、言った。
「ところでさぁ、どんな術なの?鳳蓮凰火って。」
「その術は…、装備武器が…銃系統であるべきが最大条件。あとは…莫大な魔力とか…。龍の武器連結(アーマードリンク)させるとか…。」
「どんな威力なの?」
「標的が…焼けただれる。人間にやると即死だから…。」
「さっき、何て言った?」
「莫大な魔力とか…。」
「その次。」
「龍の武器連結?」
「それ!!」
「龍の武器連結がどうかしたの?ギルティア。」
「龍紋章・龍!!」
「アリス!?どうしたの急に!?」
「急にって…。出たくなったから出た。ただそれだけだよ?」
「えっ!?」
「それより…、鳳蓮凰火(ホウレンオウカ)って術の氷属性版が氷麟凰牙(ヒョウリンオウガ)だよ?因みに、氷の鱗を纏った鳳凰が噛みつく術だよ。」
「グレイリィ。鳳蓮凰火は、炎の蓮の花の上を鳳凰が飛翔ぶ術だからさ?」
「あのさ、インフェルノ。」
「ん?何?」
「鳳蓮凰火と氷麟凰牙がぶつかったらどっちが勝つの?」
「属性の優劣関係…。まさか忘れた!?」
「ゴメン…。うん。忘れた。」
「インフェルノ…。私が教えてあげるよ。」
「良いの?」
「うん。」
「ところで、グレイリィ君。植物に火をつけたらどうなる?」
「燃える。」
「なら、植物に水をかけたら?」
「成長する。」
「何が言いたいかというと、優劣関係を言っているのさ。炎は、水・土に弱いけど、木・氷に強いんだよ。」
と、アリスは、言った。
「っていう事は、氷鱗凰牙は、鳳蓮凰火に負けるって事!?」
「うん。」
と、インフェルノは、言った。
「分かってくれてなにより♪」
と、アリスは、言った。
「水の…水龍咆哮には、負けるからさ?」
「あのさ?火の魔導をもし、インフェルノに当てたらどうなる?」
「俺…回復するんだけど?」
と、インフェルノは、キョトンとしながら言った。
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