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ドキ─ドキ─ドキ─ドキ───
やばい。
こういう状況になったことないから、凄い緊張する。
でも、それ以前に、
なんで俺は素直に受け入れちゃってるんだ!
自分でも思っている以上に、楽しみにしていると、そういうこと、か?
「……うぅ…」
「ほら、早くしてくださいよー」
「わ、わかりましたよ」
あぁ、もぅ。
なんで俺がこんなこと。
ゆっくりと白那に顔を寄せる。
うわ、まつげ長い。
って、そんな呑気な……。
ゆっくりと舌を出して、白那の眼球を舐める。
びく─
あ、今少し…反応した…?
もう一度、似たようにすれば、また、同じ反応をした。
白那は黙りっぱなしで、隆宏からすれば良く、わからない。
これであっているのか、間違っているのか。気持ちいいのか、気持ち悪いのか。
なにも感じないのか。
情報がなにも入ってこない。
「ん……」
ガッ──
わ、びっくりした。
「…っ…はは……」
白那はガッシリと隆宏の肩を掴んでいる。
苦笑いを浮かべて。
舐める。
舐め続けてみる。
そしたら、
白那からの震えが伝わる。
指の神経から全てが隆宏に通じているかのようで、
感じているのが解る。
声は我慢してるようだった。
「ぅ、あ……っ…ん…ず…み……、も、いい…和泉先生……も、いいです…」
あ、かわいい。
「白那さん」
「…?」
「ん…、んん」
思わず本能的に、白那にキスをしてしまう。あぁ、なんだろ。
凄く、
ものすごく、
愛おしい。
「っは、ん、…」
「ま、…ずみ…」
白那さんってこんな、かわいかったっけ。
白那さん……
「白那さん…」
なにかの枷が外れたかのようなそんな気分だった。
けどきっとそれは、悪い方に進む。
隆宏は白那の首にキスをする。
そして、そのまま舌を這わせば、白那の体が震える。
「っ、ん…和泉…」
白那の服の中に手を入れて、背中を撫でる。
背筋を爪先でナゾれば、
震える。
白那さんって、意外と感度高い。
それに、背中……弱い?
「っは、…ま…っん…………っあ…ん……」
あぁ、凄い声我慢してる。
聞かれたくないのかな。
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